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2026/09/29 10:00

「モアサナイト」という名前を、アクセサリーを探している中で見かけたことはありませんか。ダイヤモンドのように透明で、強くきらめく石です。
見た目が似ているため、「ダイヤモンドとどう違うの?」「偽物ということ?」と迷う方も少なくありません。
この記事では、モアサナイトがどんな石なのか、ダイヤモンドとの違い、そして普段使いのアクセサリーとして選ぶときのポイントをご紹介します。
モアサナイトとは
モアサナイトは、炭化ケイ素(SiC)という物質でできた石です。
名前は、発見者であるフランスの化学者アンリ・モアッサンに由来します。1893年、アメリカ・アリゾナ州の隕石孔の岩石を調べていたときに見つかりました。
ただし、天然のモアサナイトはごくわずかしか見つかっていません。アクセサリーに使われているモアサナイトは、すべて人の手で作られた合成石です。
合成石というと「偽物」という印象を持たれるかもしれませんが、モアサナイトはダイヤモンドを加工したものでも、ダイヤモンドのふりをしたガラスでもありません。ダイヤモンドとは別の、独立した素材です。
ダイヤモンドとの違い
モアサナイトとダイヤモンドの主な違いをまとめました。
- 成分 モアサナイト:炭化ケイ素(SiC)/ダイヤモンド:炭素
- 硬さ(モース硬度) モアサナイト:9.25/ダイヤモンド:10
- 光の曲がり方(屈折率) モアサナイト:ダイヤモンドより高い
- アクセサリーに使われる石 モアサナイト:すべて合成
■ 硬さ:ダイヤモンドに次ぐ
モース硬度は、ダイヤモンドの10に対して、モアサナイトは9.25。ダイヤモンドに次ぐ硬さです。日常使いで傷がつきにくいので、毎日着けるリングやピアスにも向いています。
■ 輝き:虹色の光が強い
モアサナイトは、光を曲げる力(屈折率)がダイヤモンドより高く、光を虹色に分ける力(分散)が大きい石です。そのため、光を受けると虹色のきらめきがはっきり見えます。
動くたびに色がちらちらと変わるのが、モアサナイトらしさです。
こちらは1カラットのモアサナイトを一粒立てたピアスです。直径6.5mmあり、虹色のきらめきがよくわかるサイズです。0.1・0.3・0.5カラットもあります。
見分けはつくの?
モアサナイトは熱の伝わり方がダイヤモンドによく似ているため、熱で調べるタイプのダイヤモンドテスターでは「ダイヤモンド」と反応してしまうことが、米国の宝石学研究機関GIAの論文で報告されています。
一方で、モアサナイトは光が二重に分かれて進む性質(複屈折)を持っています。拡大して見ると、カット面の線が二重に見えるのが特徴で、専門家はこうした違いから見分けます。
つまり、見た目は近くても、素材としてははっきり別のものです。当店でも、モアサナイトはモアサナイトとして表示・販売しています。
モアサナイトの選び方
■ 小さな石を並べたデザインから
初めてなら、小さな石をいくつも並べたデザインが取り入れやすいです。一粒ずつは控えめでも、並ぶことで途切れない光の帯になります。
こちらは0.03カラットの石を12粒並べた、直径1.2cmのフープピアス。ワンタッチ式で着け外しも簡単です。
■ リングは「一粒」か「一列」か
リングは、デザインで印象が大きく変わります。
一粒タイプは、石そのものの輝きが主役。記念日や、ご自身へのごほうびに選ばれています。こちらは2カラットの石を6本の爪で留めたリングです。
ハーフエタニティは、指の甲側にだけ石を一列に並べたデザインです。内側は地金のままなので、全周に石があるものより着け心地が軽やかです。
どちらも13号のフリーサイズで、指に合わせて微調整できます。サイズの考え方は「リングサイズの測り方と重ね付けのコツ」でご紹介しています。
■ 顔まわりを明るくするなら一粒ネックレス
一粒のネックレスは、デコルテに光を集めて顔まわりを明るく見せてくれます。1カラットの石をシンプルなチェーンに合わせたこちらは、長さ41cm+アジャスター5cm。お仕事の日にも、お出かけの日にもなじみます。
長さの選び方は「ネックレスの長さの選び方|40cmと45cmの違いと重ね付け」も参考にしてください。
お手入れのポイント
モアサナイトは硬い石ですが、地金(シルバー925など)は着けているうちに皮脂や汗で輝きがくもることがあります。着けたあとはやわらかい布で軽く拭いてから保管すると、きれいな状態が続きます。
シルバーのお手入れについては「シルバー925が黒くなる理由と、きれいに戻す方法」でまとめています。
まとめ
- モアサナイトは炭化ケイ素(SiC)でできた石。アクセサリー用はすべて合成石
- 硬さは9.25で、ダイヤモンドに次ぐ。毎日使いにも向いている
- 屈折率がダイヤモンドより高く、虹色のきらめきが強く出るのが特徴
- 見た目は似ていても、ダイヤモンドとは別の素材
- 初めてなら小粒を並べたデザイン、特別な一本なら一粒のリングやネックレスから
ダイヤモンドの代わりではなく、「モアサナイトならではの輝き」として、気軽に取り入れてみてください。
